アカデミー主演男優賞を受賞したマクマーフィを演じるジャック・ニコルソンの不気味でしかし真実を見据えているかのような視線が印象的ですが、クリストファー・ロイドやダニー・デヴィートなどのこの作品以降個性派俳優として台頭していく役者さんの精神を病んだ患者になりきった演技にも圧倒されます。
そしてルイーズ・フレッチャー演じるラチェッド婦長が実施する治療のためのミーティング。 非常に丁寧な英語でゆっくりと患者に話し掛けていくのですが、根底にある、患者たちを絶対的に服従させようとする思いが(本人はたぶんそれがこのような患者たちに対してベストな治療方法であると信じているのだと思いますが)、じわじわと観客に伝わってくるこの怖さ。 患者同様に私自身も息苦しさを感じるほどでした。
観終わった後、「もっと自由に人生を楽しみたい」そんな思いにかられる作品でした。
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