2007年10月14日

ラブ・アクチュアリー

★★★★★ とっても温かくて、笑えて、感動できるラブストーリーです。 毎日の生活も、仕事も、政治すらも、すべての力は“愛”から湧きあがってくると思えてくる作品です。 優しさ、笑い、あせり、嫉妬、欲望、不安、いろいろな感情が、いくつもの愛のエピソードの中にちりばめられ、飽きることなく楽しめます。

 観終わった後の後味がよくなるように作ったクリスマスストーリーでしょうから、当然すべてハッピーエンドで終わるのですが、現実は、いくら勇気を出してみても孤独や疎外感を味わったり、人生ってこんなものなのかなーと深い挫折感に悩むことのほうが多いような気もします。 ただ、相手にバカにされたり、無視されたり、痛みを受けたり、嫌な思いをすることになったとしても、何も感じない人生よりもマシなのかなーとも思います。

 アラン・リックマン扮するハリーが、奥さんと一緒にクリスマスプレゼントのショッピングをしている最中に、会社の愛人のためのプレゼントをコソコソ買い求めるシーン、ハリーの焦る気持ちがわかるのと、なんせ店員がローワン・アトキンソンですから大爆笑でした。 それと英国首相(ヒュー・グラント)がアメリカ大統領にビシッと言い放つシーンはグッときます。 そして、ハリーの奥さんが自分へのプレゼントではないと気づき、それでも気丈に笑顔で振舞おうとするシーン、流れるジョニ・ミッチェルの『青春の光と影』の音楽と共に心打たれます。
posted by od at 14:32| Comment(0) | TrackBack(6) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

ターミナル

★★★★★ ほほえましく温かく、人情味に溢れる作品です。

仕事がら空港はよく使うのですが、ターミナル内のあちこちに設置された離発着スケジュールの掲示板や時計などがいかにも分刻みで機能重視の空間である印象を与える空港。 そこで働く従業員も店員さんたちも次々に流れてくるお客をテキパキと“対応”していく印象だけが残る空港。 そんな空港を舞台に描かれるとってもファンタジックなドラマです(感心!)。

英語がわからないトム・ハンクス扮するナボルスキーを、スタンリー・トゥッチ扮する空港管理責任者が何とか追い出そうとする前半は笑える掛け合いの連続です。 不倫中のフライトアテンダントや空港従業員たちとの心温まるやり取りでは、人と人との出会いが心地よく、そして心の交流がとてもいい感じです。 最後はさわやかな感動です。
posted by od at 13:50| Comment(0) | TrackBack(6) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

サウンド・オブ・ミュージック

★★★★★ 何度でも観たくなる傑作ミュージカルです。
ジュリー・アンドリュースの伸びやかな歌声とおなじみの名曲の数々。

トラップ大佐とその婚約者、そしてマリアが織り成す珠玉のロマンス。トラップ大佐とマリアの関係もいいのですが、個人的にはエレノア・パーカー扮する婚約者未亡人のマリアに対する嫉妬からくる焦りと同時に彼女が合わせ持つ潔さに惹かれます。

そして随所に描かれる第二次大戦を直前に控えた政治的な緊張感がドラマ全体を引き締めてくれるのもいい感じです。
posted by od at 10:51| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

カッコーの巣の上で

★★★★★ 感動しました。 人としての自由とは。 そして他者から誰しもが優先されなければいけない人間としての尊厳。 これらを、極めてわかりやすいストーリーの中に描き、強烈なメッセージをこめて見る人の心に忘れえぬ衝撃をもたらします。

アカデミー主演男優賞を受賞したマクマーフィを演じるジャック・ニコルソンの不気味でしかし真実を見据えているかのような視線が印象的ですが、クリストファー・ロイドやダニー・デヴィートなどのこの作品以降個性派俳優として台頭していく役者さんの精神を病んだ患者になりきった演技にも圧倒されます。

そしてルイーズ・フレッチャー演じるラチェッド婦長が実施する治療のためのミーティング。 非常に丁寧な英語でゆっくりと患者に話し掛けていくのですが、根底にある、患者たちを絶対的に服従させようとする思いが(本人はたぶんそれがこのような患者たちに対してベストな治療方法であると信じているのだと思いますが)、じわじわと観客に伝わってくるこの怖さ。 患者同様に私自身も息苦しさを感じるほどでした。

観終わった後、「もっと自由に人生を楽しみたい」そんな思いにかられる作品でした。
posted by od at 15:57| Comment(0) | TrackBack(5) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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